恋愛と人材採用、外見と中身のお話。

誰が言ったか知りませんが、僕が内定者の時の研修で、こんな言葉を教わりました。

「求人広告は、ラブレター」

俺、ラブレターなんか書いたことないんだけどなぁ。だいたい喋りやら何やらでどうにかするしなぁ・・・というのは一旦おいておきましょう。
求人も恋愛も一緒だという風に教えられた僕ですが、実際の採用シーンもほぼこんな感じじゃないかと考えるに至っております。


求人広告(ネットとかも)で人材を集める図式的には、こんなかんじ。

①こんな恋人が欲しい!っていう条件を出す(求人広告)

②相手方は、どんな人かよく分からないけど、とりあえず条件的によさげだから話くらいは聞いてみようか(一人とは限らない)

③まぁほかと条件を比較しても、ここが落としどころかなぁ。じゃあここに決めようか。

簡単に言えば、「外見勝負」ってやつですね。

この外見勝負っていうのがまぁもうこれはしかたない部分もあるわけでして。恋愛であれば、顔とかルクスやらあと諸々スペックとかが外見になるでしょうか。求人だったら、業界・業種・イメージ・どれだけ稼げるか等、要するに募集要綱が外見でしょうね。

さて、外見勝負ばっちりできるよ!っていう企業、どれだけあります?

外見勝負できるよ!っていう企業の方はおそらく悩むフェーズが「誰を選んだほうがいいのか?」フェーズになると思うのであれですが、おそらく、採用難だと言っている企業の多くは、外見勝負で確実に敗退していると言ってよいかと思います。

じゃあ、どうすうか。

「中身勝負」をするしかないのです。

ですが、これがまた難儀なわけです。そりゃそうさ。とりあえず見てくれのいい方から人間いきますから。それを振り向かせるというか気づかせるのってのは工夫が要ります。
要るのですが、中身勝負の良さというのは、なんだ実はいいんじゃん!と思ってもらえるので、割と本質を理解してもらえた上で付き合えるので、割と長続きします。就職も恋愛も。外見勝負でいってみたはいいけど、割と早く分かれてしまうものもあるじゃないですか。


まとめると・・・

外見勝負のいいところは、ちゃっちゃと成果がでる事。ただし、外見ばっかりだと別れるのも早い。

中身勝負は、そりゃあ初速では確実に外見のいい方に負ける。ただし、一度引き込めばそこから後はしっかり長く付き合える。

こういう事だと思います。

こと、リクルーティングに関して言えば、初速で一気にかっさらう方が短期的コスパとしてはいいのですが、中長期でみたら確実に中身勝負の方がいいわけです。

だとすると、どんな感じでいった方がいいのか?こんなかんじでしょう。


外見とか不利だけど中身で勝負や!な人材を集める図式

①とりあえず、まずは存在に気付いてもらう(求人だと、別に求人広告だけではなく、PRできるもの全て!)

②あ、なんかいいじゃん。っていうのを気付いてもらう(これも①同様)

③ちょっと軽く遊びにでもいきませんか?的なお誘い(ソフトランディングの始まり。求人的な話をするなら、職場体験とか、いや、もっとライトな感じのイベントとかで人となりを知る)

④なんかお互い、ちょっといい感じじゃない?ってなときに、ラブレターを出す

⑤わりとすんなり、うまくいく。

こんな感じ。
で、これを達成するのに必要なのが結局。タレントプールだったり動画だったり各種仕掛け事だったりという話。外見のいい方々は、ド頭からかっさらっていきますが、そうじゃない方々はいろいろと努力と銭を投資して頑張らにゃならんわけです。


そんな風だと、わかりやすいかもしれませんね、求人の事。


ちなみに、当然のことながら僕個人のプライベートは中身勝負の方です。外見勝負できたら、どんだけ楽か・・・
もっとも、外見も中身も全部ばっちり整っているスーパーなのが世の中にはいるという事も追記いておきます。



プロデュースのご依頼は、新美まで。



新美P@RICTEC by 飛竜企画

2002年4月に新卒入社。Web戦略・クリエイティブ・ブランディング・求人,PRに限らず様々な人材集客手法などに精通。当時から「求人広告の限界」を察知し、求人広告+自社 求人メディアの立ち上げ運用や、最新のSEOや検索状況に基づいた求人コンテンツ設計など様々な業界・規模の企業の採用設計・コンサルティング・プロデュースを行なっている。

求められ、評価していただける世界にどんどん行きます。

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