去年末、日経のニュースでも出ていましたね。
厚生労働省の「モデル就業規則」から副業・兼業禁止規定を年度内にもなくし「原則禁止」から「原則容認」に転換して、複数の企業に勤める場合の社会保険料や残業代などの指針もつくるという事になり、首相も副業・兼業の副業は極めて重要だと発言している。
僕の知り合いも、副業というか複業という観点でいろいろ動いているみたいですし、これから、こういうなんといいますか、パラレルキャリアとかそういうのが普通な世の中になっていくと思います。個人的にはさっさとそうなってほしいと思ってます。
簡単に言ってしまえば、「だれも、自分の人生を終生助けてくれるわけじゃないでしょ?だったら自分でやりたい事やりたいし、あれこれ保険もっておきたいし、何せ自分の世界を広げたいし。何より稼がないと・・・」っていうところで、どんどんこういう考えが広がってきているのだと思います。
ですが、ITメディアビジネスオンラインのニュースによると、こういう状況下にもかかわらず、副業を推進するよ!という中小企業は15%程度でしかないという。
なんだか、イノベーター理論とほぼ同じような数字構成になってますね。
※おさらい:ざっくり、イノベーター理論とは
・イノベーター(冒険的でどんどんやっちゃう。手を出すのがめちゃ早い。):2.5%・アーリーアダプター(流行に敏感で情報感度が高いオピニオンリーダー。):13.5%・アーリーマジョリティ(慎重だけど、アーリーアダプターに影響されて始めちゃう方々):34.0%・レイトマジョリティ(みんながやってるから僕もやるよ!っていうそういう受動的な方々):34.0%・ラガート(すごく保守的。イノベーションが伝統的になるまでなにも採用しないし、最後まで手を出さない場合もある方々):16.0%
というわけで、おそらく2~3年後には中小企業の約半数くらいは副業とかOKって言い始めるでしょうが、これに関してもそうですが、やはり新しいことを早いうちからやっていく方が、PR的にも重要かつ効果的なので、さっさとやっちゃえばいいわけですが、そうも言えないのでしょうね。
そうすると、今だからっというわけではなく、働き方とかを企業自体がちゃんと考えて動いていっているのは、やっぱり結局大手>一部中堅中小>その他 ってなるんでしょう。経営層的には、「稼ぐ額が大手とかとは違うんだ。金がないから仕方なかろう」っていう考えもあるかもしれませんが、今は個人の多様性をどう企業経営に活かしていくかというのを考えながら人材戦略を進めていかなければならない時代。しかも人材、特に若手に関しては本当に血で血を洗う取り合いに今後ずっとなっていきますから、やはり動きとしては、こういう働き方改革だとかそういうのは具体的に動かねばならないと本当に思います。
これらの動きは、結局求職者も全部見ていて、天秤にかけて動きを決めたりもしますからね。
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