忘年会のシーズンですね。弊社では忘年会という決められた会は無いですが、割とこの時期に飲みに行く感はあります。そして、割とその場で余興を突然振られるという事もありますが、そこは広告代理店、たいていの人間はなんとなく役者になってこなしています。僕ですか?周囲からはこういうの好きそうだと言われていますが、決してそういう事もなく静かにそっとしといて系ですが、やるかんらには、いろいろと巻き込んで中途半端な事はせず徹底的にやりこむという事を旨としています。
さて、そうは言っても、世の中「業務じゃないのになんで忘年会やねん、で、なんで自分だけ余興を強制すんねん」的なそんな話もちらほらあるわけです。出たくないやりたくない系の人の為に、ちょいといろいろと書いてみようと思います。正直すべてがグレーな感じであれなんですけどね。
①忘年会の強制参加とか、余興の強制とかってパワハラにはならないよ。
そもそもパワハラってのが、「職務上の地位や人間関係などの職場内優位性を背景に、業務の適正範囲を超えて精神的・肉体的苦痛を与えたり職場環境を悪化させる行為」っていう規定になるから、ちょっと適用するのにも無理があるのでね、ならないのですが、これが「一人だけ」誘わなかったり強制したりとかっていうのは、確実にパワハラになって訴えれる事案になると思います。全員ってのがポイントですね。
②忘年会の強制参加に関しては業務時間とみなされるよ。でも実務上はどうなんでしょうね。
強制参加という形であれば、そりゃあ業務時間とみなされて賃金も支払われるべきなのですが、これが、そもそもみなし残業規定のある会社とかだったら、無問題になってしまうやもですね。また参加費とかの個人負担なのか会社負担なのかでもまた違ってくるでしょうしね。まぁけっこうめんどくさいです。
③法的には忘年会への強制参加は出来ないわけだし、参加するもしないも自由。
労働時間内にやりますっていうなら、そりゃあ強制ですよ。でも、そうでないなら自由なわけです。本当に参加したくなかったら、はなから「自分は参加しません!」と言ってしまっていいわけです。これを会社とかがふざけんなとか言って、その後の仕事やら立場やらを脅かすようなら、普通に訴えて勝てる事案です。そもそも会社を辞めたくて仕方がないレベルだったら、それやっちゃってもいいですけど、ある意味それこそめんどいと思います。人間関係的にどうでもいいなら話は別ですが。おすすめはしませんね。
④じゃあ、結局どう忘年会や余興を回避するの?
もう、簡単な事です。
・行きたくないなら、ばしっと「行きません」と幹事やら上長やらに伝える。明確な理由があればもう仕方ないですよね。ただ単純にいきたくないだと、ちょいと難しいかも。自己負担を課せられる場合は「金が無い!」で一蹴ですかね。
・もう仕方ない、いくしかない状況までいったら、空気を読んで、タイミングを見計らって、すっといなくなる。この場合、会場でのポジショニングが非常に重要です。自分が居るという空気を消す事も大事ですが、ソフトランディングで行きましょう。
・余興を回避するのはなかなか大変ですが、目立たない場所にいるか、体調悪そうにするとか、そこらへんのヒューマンスキルでカバー。すっと居なくなる技術とセットですね。
とまぁ、つらつらと書いてまいりましたが、法的には~の裏側には、人間関係的なものもしっかりあるわけでして、あと、割と人間関係をつかんでしまったり、いい風に思ってもらえば、社内での動きにも使えるという処世術もあるわけでして、
僕的には、社内の忘年会は出たほうがよいと考えてます。
でもね、飯やら酒やらがまず過ぎたり、たばこを吸う人が多い場所に放り込まれたり、あまりにもあまりにもどう考えても我慢ならない場合は、すっと帰ります。あまり無い事案ですけどね。
ちなみに、僕が行きたい忘年会というのは、
・普段喋れない人々に会える、話せる、いつもいるけど腹を割って話せる環境がある会
・飯や酒が美味い会
・煙草臭くない会
・なんだかんだ言って雰囲気がよい会
そんな感じですかね。僕的には。
ちなみに、会社の宴会等でのスキルで僕が多用しているのは、
しれっと居なくなる
です。
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