前回の続きです。
簡単に前回の復習を一言で表すとすれば、
あなたが思う「経験者で優秀な即戦力人員(ついでに投資コストが安い)」人材を獲得するっていうのは、ソシャゲでSRかSSRを引くようなレベルの確率ですよ、そこんとこ理解していますか?
っていう事です。
いってる意味が分からない?なるほど。では、ソシャゲとかのSRやSSRがだいたいどれだけの率で引けるかというので表現しましょう。
課金1回に対して
SSR:7%
SR:23%
それ以外:70%
だいたいこんな感じだろうと思います。
でも、そのSSRの中でも、とくに欲しい!って思える人材ってなると、肌感で1%未満なんじゃない?って思います。
さて、そこでそんな人材を採用するにあたって、2つの方法があります。
まず、1番簡単で労力がかからない方法があります。それは、
①四の五のいわずに、いい人がくるまで課金する!
リクナビネクストに課金!Indeedに課金!人材紹介に課金!とにかく課金です。物量戦略です。1人くらいは採用できます。採用単価!?気にしない!だって人材欲しいんでしょ!湯水のように金使って応募者をひっぱりあげましょう。
え?無理?しょうがないじゃない。そもそも旧来の人材採用なんてそれは多少は工夫もできたけど、正直ガチャ感ありますもの。求人広告は文字量制限ありますし、IndeedだってFEやればそこそこはコンテンツ作れるけど基本はJD(ジョブディスクリプション)しかないし。他にいい方法はないわけ?
ありますよ、あります。ありますから。方法は、これ。
②SRやSSRの人たちがザワついてワクワクするコンテンツを自ら提供する事!
まず、SRやSSR人材なんて市場になかなか降りてきません。そして、以下のような感情を持ってます。
・技術はあるけど、ポストがなくてくすぶっている
・自分の実績を見てみても、今の給与は不満だし、上がる見込みがない。
・状況を変えたいが、打つ手がない。
・今いる会社に対して、精神的に不満がある。
・人間関係的にフィットしない。
・今いる会社では、もう物理的に成長はできないと見切っている
さらに、家族のいる方だと、「今の稼ぎで大丈夫だろうか?」「転職してもうまくやっていけるか、いろんな意味で」
というように、SRやSSRの人たち(いや、求職者全員だな)は何をやっているかっていうと、
今いる会社での状況や稼ぎと、転職候補の会社の条件や雰囲気を天秤にかけて、相対的に転職したほうが幸せになれるかどうかを日々比べてます。
そうなると、コンテンツとしては何をだしていけばいいかというと、
【定量的な情報】
・仕事のミッションと、どれだけの報酬と待遇があるかをこと細かに提供。
・魅力的な制度設計(支給できるものとか、テレワークできるとか、働く上での条件関連)
【定性的な情報】
・会社の雰囲気やミッション等を動画等も使って伝える。
・ブログやTwitter等で定期的に情報配信
これらを行っていくのですが、ここからがコンテンツ力の勝負。
伝えたい人はどんな人なのか?というペルソナ設計を行った上でコンテンツを作っていくのですが、ポイントがあって、
ちょっと強めの毒を盛る。
ここがポイントです、
たとえば、
「SUM関数すらまともに扱えない人だと、弊社で働くのは難しいでしょう」
とか
「いま働いている仲間の最高年齢は33歳です」
とか。
それとなく「こんな人だと、お断りだよ」
的な毒を入れる。程度が大事ですけどね。
で、これらのコンテンツをバシバシ作った状態ではじめて
「さて、どのメディアにこのコンテンツを投下します?いくら投資します?」
という流れになってくるわけです。
そんなわけでして、方法としては、しっかりコンテンツを作ろうね、運用しようねっていう話なのですが、伝えたい層に創らないと、せっかく仕掛けても、
「こんなん、ちゃうやん」
ってなりますので、まぁ秘伝というかなんというか、毒の盛り方を工夫してみればいいかなと思います。
最後になりますが、このちゃんとコンテンツを作ったとしても、告知の為に広告費を投下する事になりはしますが、このコンテンツ制作をきちっとやると、
無駄な広告予算の出費をおさえる事ができます。
正直、ここが大事です。
SSRな人、運よくお安くとれる事もありますが、だいたいは課金してもなかなかとれないのが実情。コンテンツをしっかり作って投下してあげる事により、少しでもゴールに早く安く近づけよう。その為に自社コンテンツしっかりつくって運用しよう。
これがポイントかと思います。
さて、そんなネタをライブで話します。
「1人50万円も採用コストをかけられない小規模スタートアップ・ベンチャーが、
6/26の10時からZOOMでやります。ぜひどうぞ。
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