検索しない&したくない層向け!?10年振りに全面刷新されたindeedアプリが日本ナイズされまくっていた件。

3月16日に、indeedのアプリが日本向けアプリ公開から10周年を迎え、初めての全面大規模リニューアルを実施したとの事です。



まず、そもそもindeedとは、

求人関連において日本国内で一番集客している求人検索サービスで、

えげつない量の広告展開をしているメディアです。

説明の仕方が荒っぽいですが、そういうことです。圧倒的です。


ですが、そもそもこのindeedっていうのが生まれはアメリカなものでして、日本的な文化には正直フィットしていませんでした。そもそもジョブディスクリプションってなんだよ?シェアードバリューコンテンツってなんだよ?オウンドメディア?よく分からんというのが日本の求人市場ではずっとありましたので。まぁ正直とっつきにくかったわけです。(今ではだいぶこなれてきた感ありますが)

indeedで効果を出すにはコンテンツ超大事だよ、職種名めっちゃ考えて!とか、求人枠あほ程出して!Webは場所取り合戦だから(←この考えは個人的には超絶古いと思ってるので、むやみな枠増殖は僕ならやらないです)とか、いろいろ戦略があるわけです。

さて、そんな中、アプリが大幅にリニューアルされましたとの事なので、さっそくアプリを開いてみました。


アプリを立ち上げると、indeedっていう文字が出てきて、


こういう検索画面が出てきます。大幅に変わりましたね。まず一番大きい変更点。

indeedなのに写真が掲載されている!(日本版だけの機能)

ここは本当に大きいです。文章読まない層とか、雰囲気でエントリー決めちゃう層とか、条件面以外でのプッシュをするのにかなり有効です。

タウンワークやバイトル等の写真掲載も全部ここに流れてきます。(1枚目に掲載される写真はどこ?っていう設定は、だいたい掴んでます。基本的には各求人メディアのメイン画像というか1枚目に設定するものが反映されるんだろうと思います)なので、

写真クオリティ、超大事になります。

検索自体には影響しませんが、その先の情報を見てもらう人を増やすには、もうここはしっかり対処しなきゃいけません。

※Web版は従前どおり写真は出ません。


ちなみに、Web版と違って、アプリ版だと、有料広告枠は、[スポンサー]表記じゃなくて[PR]表記になります。


さて、次の大きい変更ポイント。

4つのナビゲーションメニュー「検索」「発見」「気になる」「マイページ」を実装!

画面下に、4つのアイコンが出てますよね。そこの機能がかなり深堀されてます。

まずは、「検索」を見てみましょう。

詳細検索が楽にできるようになってます。

indeedおなじみのフリーワード検索はもちろんですが、実装された「絞り込み機能」が凄い。

所謂「検索めんどくさい」層「キーワード思いつかない」層のために、仕事の特徴から検索できるような機能が実装されています。また、検索条件を保存する機能が追加されていて、保存した条件にあった新着求人情報をメールやメッセージングアプリで受信することができるという便利機能が追加されました。求人原稿を作る時にも、このあたりの事は気を付けていきたいですね。

続いて、「発見」機能。世界初、日本だけの実装機能です。



人気の特徴・こだわりから探そう!というところから、これも検索苦手な人向けに、特徴から仕事を探せますよというそんな機能です。なんだかindeedがタウンワークやバイトル化したようなそんな感じです。日本の求人メディアの機能にかなり寄せてきているのが分かります。

オウンドメディアリクルーティングを運用していく人としては、企業クチコミや給与検索がWeb版よりも大幅に楽に検索できるようになった事は、チェックすべきポイントだと思います。気軽に企業に質問できたりもしますので、Web上での対応力が求めらるケースもありますし、給与検索で、そもそも求人を見てもらえなかったりする事だってありますし。採用戦略をしっかり考えていかなければならないポイントだと思います。

次にいきましょう。「気になる」機能。


要するに、アプリ内で、自分が選んだ求人を保存・比較・管理ができるという機能。仕事探しのプラットフォームはindeedアプリだけでいいでしょ?っていう世界観にしていきたいんだろうなぁって思います。

最後、マイページ機能。


保存した「検索条件」や「フォローした企業」のリスト管理や新着アラート、履歴書の登録・更新がスムーズにできる便利機能が搭載されています。


かなり大幅なアプリ改定です。この改定で僕が感じた事なんですが、indeedとか検索サイトで検索する層っていうのは「自分がやりたい事が決まっている」層なので、本気層を1本釣りする求人検索サービスだよっていう話でこれまで僕はご案内してきました。ですが、今回のアプリ改定を見てみると、

自分のやりたい事が言語化できないけど、雰囲気で仕事を選びたい。

という本気層より1段階下がった、「求人を出す側が、いろいろ提案してくれれば、本気で応募するよ」層までもっと取り込んでいこうよという意思が感じられました。

そう、

indeed=求人検索メディアだけど、日本の求人広告にかなり機能を寄せてきた!というかこれもう求人広告だよね。

っていう感覚になってきました。

もともと、注目の企業枠(Featuerd Employer ※営業的にはFEって呼んでます。)ってのがあって、Indeed内で特設ページを持てる機能はあったのですが、

※こういうやつ

さらに一歩踏み込んできたなぁという印象があります。


求人情報を出す側として気を付ける事としては、従前どおり

・職種名、適当につけない。一発でどんな仕事か分かる職種名にする。
・求人情報=募集要項だけ書くとかそういうのはアウト。ちゃんとジョブディスクリプションを書こう。普通に書くと、平気で2,000文字以上いっちゃうけど、OKです。わりとみんな速読できます。(意識高い人たちはJDって呼んでるみたいだけど、僕は女子大生って脳内変換してしまうので、言いません。)
・indeedのお作法にはちゃんとのろう(Web開発系の方の話です)

というところは、ちゃんとやりつつ新たに

・まともな写真を掲載しよう。

・条件面とかの設定に抜かりがないようにしよう。

・え?うちの給与低くいない?ってことがないように、採用戦略を再考しよう。

という事をしっかりやっていくといいかと思います。


ちなみに弊社にindeedの運用を頼むと、

・Webマーケも求人もどっちもできる人材が戦略練って運用やります。
・PDCAゴリゴリまわします(専用の人材がいます)
・写真?10何年も求人の写真を撮り続けて効果をガンガン出すフォトグラファーが常駐してます。
・人を出したくない?大丈夫。広告モデルを自前で調達できます。しかも、嘘くさくならないように演技指導バリバリします。
・もっといい効果がでるように、Web施策バンバン提案します。採用サイト構築したりとか、面接率を100%までもっていく事に成功した採用動画とか。他いろいろできることいろいろ。

いろいろがんばります。手数が多いのもとりえです。


何にせよ、ちょうどいい費用感で、ちょうどいい採用ができれば最高ですよね。その為にindeed、これからも使いこなしていきましょう。




新美P@RICTEC by 飛竜企画

2002年4月に新卒入社。Web戦略・クリエイティブ・ブランディング・求人,PRに限らず様々な人材集客手法などに精通。当時から「求人広告の限界」を察知し、求人広告+自社 求人メディアの立ち上げ運用や、最新のSEOや検索状況に基づいた求人コンテンツ設計など様々な業界・規模の企業の採用設計・コンサルティング・プロデュースを行なっている。

求められ、評価していただける世界にどんどん行きます。

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