2月26日の新型コロナウイルス感染症対策本部(第14回)で「この1、2週間が感染拡大防止に極めて重要」とありましたが、さらなる延長。安全であるのに越したことはないのですが、イベント・宴会・旅行・スポーツ、それに関わる業種業界の経済活動の凄まじい自粛。さらにWHOもパンデミックを宣言。世界の金融市場が暴落してます。
ただ、もう対策も分かっていて、ほとんどの感染者は軽症か無症候なので、問題は医療システムの機能不全を防ぎ、高齢者と持病を持つ者を守ることがポイントなので、もう少しすれば、いつもの日々が戻ってくると僕は考えてます(いや、もう早く戻ってほしい)
となると、日ごろから人材不足が叫ばれている業界(飲食とか介護とか)は、こんな状況下でも、人材採用を行うべきかと思います。ある意味賭けみたいなところもあるのですが、終息後、一気に経済活動が戻ってくると予想すると、現場のマンパワーは確実に不足するので、その備えそしなければならない。ただ、この外出自粛な中どうするのか?そこは、やはりテクノロジーの力を存分に利用した方がいいと思います。そう、ここでWeb面接の手法を取り入れるというやり方、始めてみるののも手だと思います。
導入のメリットとデメリットというか懸念点を簡単に出すと、こんな感じになるかと思います。
【Web面接を導入するメリット】
・応募者との日程調節が楽(お店や会社に訪問しなくてよいので)
・応募から面接までの期間を短くできる可能性が高い
【Web面接を導入する際の懸念点】
・LIVE感はどうしても失われるので、そこをどう払しょくするかを考える必要がある。
・ネットリテラシーの低い方やIT機器やアプリを使うのが苦手な方だと扱うのが難しい。難しいというよりかは、拒否反応が出る。
・費用が高そう。
特に、懸念点としては
・Webでも、生で会うような感じで面接できるのか?
・ITとか苦手な方でも利用できるのか?
・費用がネック
という感じになるかと思いますので、今回は
・普段の面接は、だいたい30分くらいで終わる。
・複数人面談でも、だいたい30分くらいで終わる。
・スマホだけで完結
・導入無料
という条件で、お手軽にWeb面接が出来る方法と運用のポイントをまとめました。
【かんたんにWeb面接を導入する方法】
①まずは、Zoomの無料登録を行います。
ページ中央にある“Enter your work email”の欄に登録するメールアドレスを入力し、「サインアップは無料です」をクリック。その後メールアドレスの確認を促されますので、誤りがなければ確認ボタンを押して完了。入力したメールアドレス宛にzoomの登録用URLが記されたメールが届きます。「アクティブなアカウント」をクリックすると、アカウント情報の登録ページが開くので、必要事項を記入をしてどんどん進めていったら、まずは準備OKです。
②Web面接の設定をする。
Zoomにサインアップ(ログイン)したら、「新しいミーティングをスケジュールする」をクリックします。
そうすると、ミーティングのスケジュール設定ができる枠がでてきますので、項目を設定していきます。
項目は以下のように設定していきましょう。
トピック:タイトルをつけてください。求職者側にもタイトルは見えますので、そこは注意。
説明(任意):Web面接に関する説明を入力。めんどくさかったら、いれなくてもいいです。
開催日時:面談開始日程と時間を入力。開始時間は入力した時間でなくても始められます。
所要時間:Web面接に要する時間を入力。
タイムゾーン:”大阪、札幌、東京”を選択。
ミーティングID:基本的には自動的に生成を選択してください。
ミーティングパスワード:入室の際にパスワードを要求するか否かを選択。ミーティングIDを自動的に生成するのであれば、かけなくてもいいかと思いますが、気にされるのであれば、パスワードをつけた方がいいかと思います。
ビデオ:ホスト(Web面接をする側)と参加者(Web面接を受ける側)のビデオのオン/オフ設定。
音声:コンピューター音声。無料版は電話での音声参加を許可し、参加者が電話で参加してしまうと通話料が発生します。
ミーティングオプション:ホスト側が入室する前の参加を有効にするかの有無や、録画・録音オプションを選べます。録音・録画を実際に行う場合は、求職者の許可はとっておいてください。
これらを入力したら保存して完了。
そうすると、参加者用URLが発行されるので、これを求職者に共有すれば準備完了です。
③Web面接前に事前に用意しておくといいもの
・イヤホン(周囲の雑音排除)
・イヤホンマイク(あれば。なくても特に問題ない)
・充電100%!もしくは充電器に接続!
最低限、イヤホンは必要かと思います。それ以外は正直どうにかなります。
あとは、静かにWeb面接ができる場所でやっていただければ、それでよいかと思います。そして、カメラ位置のチェックというかリハをインカメラでやっておくといいかもしれません。だいたい真正面に顔がある状態で固定できればベストですが、寄り過ぎないように注意してください。だいたい証明写真っぽい画角よりもうちょっとひき目くらいがちょうどいいかと思います。
④Web面接の実際の運営はこうやろう。
1.開始5~10分前にはZoomログインを行って、面接者のログインを待ちます。
2.面接者がログインしましたら、まずは簡単な雑談や、音声が聞こえてるか等をチェックしたりして、コミュニケーションをとっていきましょう。
3.実際に面接に入ります。面接のポイントですが、Web面接なので顔の表情とか声だとかしか判断材料がないので、質問の工夫をする事によって、通常の面接と同等の状態をつくりあげていきます。質問力が大事です。あと、しゃべりは焦らずゆっくり目でおちついて。
【たとえば、こんな質問】
・どうして、数ある飲食店の求人募集がある中で、当店を応募していただいたのですか?
・どんな働き方をしたいですか?それはどうしてですか?
など、YES/NO系の質問ではなく、あなたは何がしたいのかとか、どうしたいのか?というようなごりっごりのヒアリング系の質問でやっていくと捗るかと思います。
あとは、あれやこれやコミュニケ―ションをとったのち、終了したらZoomを閉じて完了。さくっと合否判定をすすめてください。
これだけです。簡単でしょ?
いきなりWeb面接やる前に、スタッフ同士でTESTしてからやってみてもいいですね。
ぜひ、活用してみてください。
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