昨日、こう言う記事を書いてみたり、職場での服装とか色々調べていたのだけれど、気になってしまったのは「リクルートスーツって一体何なんだ?」と言う事。そんな昔からあったっけ?僕は所謂就職氷河期の人間なので、あぁリクスーは大体あぁ言う感じだなと言うものしか見ておらず、しかも、その頃から今まであまり変わってないなぁって思っているのと、当時は「リクルートスーツなんか着てる奴と一緒にされたくないし、そう言うのを選ぶ企業もどうかしてる」と本気で思っていたので、あまりそう言う事は深掘りしていなかったのだけれど、どうしても気になる。
そんなわけで調べてみたら、こんなものが見つかった。togetterって便利だなぁ。
そもそも始まりは、1981年8月29日に新宿伊勢丹で会社訪問の学生のためのファッションショー開催がきっかけ(演出したのは慶應大のファッション企画研究会)しかも紺無地を積極的にPRしたのは企業側じゃないと言うのがまた驚き。そんな30数年前から始まったのか。
読み進めていくと、80年代後半の女性の就職活動のスーツはパステルカラーが好感度No.1とか書いているし。バブルが崩壊してもしばらくは華やいでいたみたい。
じゃあ、どこであの画一的な感じになったんだろう?転換点はどこだろう?
AEONさんでこんなサイトがありました。
どうやら、失われた20年に該当するあたり、氷河期なところから、あの黒スーツ一点張りが始まったみたいだね。男女雇用機会均等法改正がきっかけとかそんなんじゃないみたいだ。
この時期は今みたいに仕事選び放題!ではなく、どうしよう本当に仕事ないよね。これどうすんのマジで的な時代だったから、守りにみんな入るよね。公務員志向が増えたのもこの頃みたいだし。
あとは、リクナビだとかのサイトが出てきたり、所謂失敗しない為のノウハウ情報がどんどん出てきた頃でもあるので、そりゃあ失敗しない為に、ノウハウに従うよね、大体の人は。
さっき調べてみたら、大学側でもガイドしてたりしましたね。
例えば、こんな感じか。当時の僕と比べてみようか。
スーツ:リクルート・スーツといわれる上下揃いのシングルのスーツが基本。→僕はそもそもリクルートスーツを持っていない。ワイシャツは白だったり青だったり。ネクタイはしてた。
靴:男女共に黒の皮靴。→茶色とかだったなぁ。黒もあったけど。
カバン:男女共に、黒の革製か布製→学生時代から使ってたこいつをそのまま使う。
当時のものは廃盤になっちゃったので、リンクはとりあえず、これ。
髪型:男女共に、清潔感のある爽やかな髪型が良い。色は自然な黒か濃い茶色。→しっかり茶色。たまに赤みを帯びてました。短くはあった。特に就活だからと言って特別な事はしなかった。
と、今のスタイル公式に合わせたら、僕、完全にアウトですね。でも、どうにかなっちゃうわけで。
ただ、あれやね。どの時代もそうだけれども、結局のところ
「第一印象で面接に落とされないこと」
って言うのに注力したらこうなりました的な、そんな感じなんだろうと思う。
何だろうね、結局このリクルートスーツって言うもの、バレンタインだとかクリスマスとかハロウィンとか恵方巻とか、商業的に文化にしちゃった感じで、そこに本質は何?って言うのがどこかに行っちゃった感じしかしないなぁって僕は思ってます。
結局、リクルートスーツじゃなくてもTPOに合わせて自分で考えて服くらい考えて着なさいよって言う話だと思うもん。採用する側も採用する側で本質を見抜いていかなきゃダメなんだと思うしね。個人的な思いですけどね。
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