情報は漏れるし拡散されるし、止められない前提で発信したほうがよいねという話

大手飲食グループ・「コロワイド」社の社内報がSNSで拡散された話が先月末に出ましたね。

(全文は、こちらで公開されています。http://www.colowide.co.jp/datafile_new/pr_news_pdf_file_148793383651.pdf

おそらく発端はTwitter。これが拡散したのでしょうかね。

Web上ではかなり批判が出ていますね。
内容とかをよくよく読んでみれば、経営者の危機感が結構伝わってきたと感じました。言い方はまずいけど。主張とかは間違ってはないと思うんです。でも、やっぱり言い方はまずいなぁと。
これが普段の言い方だとかそれが文化だとして、「まぁ、いつもこんな言い方だよねぇ社長は~・・・」とかっていう文化が出来ているなら、拡散するっていう事はほぼなかったんじゃあないかなぁなんて思います。

人が情報を拡散するという事については、
ニューヨークタイムズの調査報告:The Psychology of Sharindにもありますが、

<なぜ情報を発信したいのか?>

・多くの人に知ってほしい事があるから(いい意味でも悪い意味でも価値あるコンテンツだから)
・自分の趣味や好みを発信することで、自分という存在を社会に認識させたい
・周囲と繋がりをもちたい。仲良くしたい
・社会からの承認欲求
・自己主張

さらに、言えば、その情報はなぜ拡散させたいのかっていう事に関しても、だいたいこんな理由じゃないかなぁと考えてます。

<なぜ情報を拡散させたいのか?>

・有益な情報をみんなに教えてあげたいから
→その中のコンテンツだと、ライフハックものや感情を刺激するものとか生命の危機に関する情報とか。自然災害やらテロやら、まぁいろいろありますわね。


という事を考えると、コロワイドの一件はなぜ漏れて拡散したのか?というのを社内報なので社員さんが拡散したものだと仮説するのであれば、

・会社への忠誠心はあまりない。(無理難題無茶を言って、はいはい動くお人よしさんはあまりいないかも)から、常識的に考えても気に食わないから、いやなことは発信しようという事
・会社内のパワーバランス的な問題。権力というものも当然ながら存在していると思います。それを濫用するのなら、こっちだって考えがあるぞ!という事

こんな所じゃないかなぁと思います。

個人で拡散がどんどんできる時代ですからね、こういう流れは僕はどんどん出てくるんじゃないかなと思ってます。終身会社が何かしてくれるわけではない世界になってしまいましたからね。そっちがそうなら、こっちはこういくぞ!って、やりやすくはなってますから。

であれば、広報の仕方もそうですが、経営側・人を使う側は、どうすればもっといい職場になるのか、いい雰囲気になるのかというのは、がっつり考えて実行していかないと、あとあと大変な事になるよっていうのは考えておいたほうがいいと思います。


でも、このあたりをきっちり理解している経営者の方だったら、そもそも最初から気を遣っているんだろうなとも思います。



プロデュースのご依頼は、新美まで。


新美P@RICTEC by 飛竜企画

2002年4月に新卒入社。Web戦略・クリエイティブ・ブランディング・求人,PRに限らず様々な人材集客手法などに精通。当時から「求人広告の限界」を察知し、求人広告+自社 求人メディアの立ち上げ運用や、最新のSEOや検索状況に基づいた求人コンテンツ設計など様々な業界・規模の企業の採用設計・コンサルティング・プロデュースを行なっている。

求められ、評価していただける世界にどんどん行きます。

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