2016年9月度・日本5大中途採用求人広告『リクナビネクスト』『マイナビ転職』『エン転職』『DODA』『@type』をアクセス分析的視点から比較してみた

先日に引き続きまして、今日は中途系5サイトを分析していきます。

リクナビネクスト
マイナビ転職
エン転職
DODA
@type

この5サイトをSimilarwebProを使って、2016年9月度の中途採用向けの求人広告比較をします。
リクナビネクストは8月中旬~9月にかけてCM展開していましたし、エン転職に関しては9月中盤くらいからCMを出していますからね、そのあたりでどれだけレバレッジが効いているか注目ですね。あと、こちらも4月期から半年経過していますので、そのまとめ的なとこもみていこうかと思います。

まずは、アクセス比較をしましょう。

昨月とほぼ変わらないですね。

PCではどうでしょう?

@typeやDODAで若干減った分がリクナビネクストへ行ったか?

モバイルでは、

こちらは、わりと先月と変わらず。

PC/モバイルの割合比較をしてみると、

バイト系ではマイナビバイトが一番モバイル率が高いですが、こと中途に関してはエン転職の方がモバイル率が高いですね。ただ注目すべき所は、DODAと@type。デスクトップ率がついに6割を切りました。もともとPCで見る人が比較的多い求人媒体でしたが、ここにきてモバイル化が進んできているように思います。という事は、中途採用メインな企業も、本当にモバイル対策は進めなきゃまずいんじゃないかなという話にもなってきますね。

では、アクセス数自体はというと、

リクナビネクストが40万くらいのばしてますね。あとは微増微減なかんじで。

せっかくなので、半年の推移を折れ線グラフにしてみました。

正直言うと、集客的な面ではリクナビネクストが圧勝している状況。一方2位争いですが、8月にマイナビ転職とエン転職が順位逆転しているものの、依然拮抗状態が続いている感があります。マイナビ転職、7~8月でぐっとユーザー数を減らし、逆にリクナビネクストが上がってます。CMやリニュアルの効果が出ているかもしれません。エン転職も微増していますね。


滞在時間や平均PV、直帰率から実質利用者・総PVを仮に出してみたのが、こちら。

実質的な利用者数とかで比較すると、割とリクナビネクスト、直帰率が高いようで。マイナビ転職は集客は現在3番手だが直帰率が一番低く平均PVも一番高い状態なので、結果実質利用者的にはエン転職を引き離している感じですね。ある意味ここがマイナビ転職の強みかもしれません。

集客元の比較をしてみましょう。

割とネット広告での集客、リクナビネクストが頑張ってる模様。次いでマイナビ転職。
他は、割といつもどおりな風体。

Indeedでの集客状況はどうなっているかというと、

毎度毎度意外な話(よく考えるとそうでもないです)ですが、indeedって一応リクルートグループなのですが、リクナビネクストからの流入率って結構低いんです。逆に、マイナビ転職やDODAの方が割合が高かったりします。独自に割り出したた数値だと、どちらかというとリクナビネクストは潜在求職者層が多いかもしれませんね。ですが、メール(恐らくスカウトメールとか)流入が多いので、まずはリクナビネクストで会員登録→スカウトメールで興味喚起→応募してみる というような構造で動いていったほうが幸せになれる商品かなぁとも思います。毎度のことですが。


さて、中途採用はここから12月までのPR→1月採用と、1~3月のPR→4月採用と、佳境に入ってきますので、いろいろ思案しながら求人PR頑張っていきましょう。



プロデュースのご相談は、にいみまで。

新美P@RICTEC by 飛竜企画

2002年4月に新卒入社。Web戦略・クリエイティブ・ブランディング・求人,PRに限らず様々な人材集客手法などに精通。当時から「求人広告の限界」を察知し、求人広告+自社 求人メディアの立ち上げ運用や、最新のSEOや検索状況に基づいた求人コンテンツ設計など様々な業界・規模の企業の採用設計・コンサルティング・プロデュースを行なっている。

求められ、評価していただける世界にどんどん行きます。

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