昨夜のWBSの放送で特集された「スメルハラスメント」
これ、実は今後めちゃくちゃ重要な内容です。人と交わるすべての業種に当てはまる事です。
その前に1つ基礎知識を。
「プルースト効果」
という言葉、知らない方は覚えておくと何かと使えますよ。
嗅覚や味覚から過去の記憶が呼び覚まされる心理現象。例えば、すれ違いざまに香った香水の匂いで昔の恋人を思い出したりとか。
また、過去の体験の記憶に関する脳の働きを活性化させ、健康状態も改善するという研究結果も出されています。(エビデンスについては、こちらを見てもらうとわかるかと。)
つまり、香りと記憶には密接な関係性があるといえます。
で、本題。先日のワールドビジネスサテライトの放送。
職場などで起きるニオイに関するトラブル「スメルハラスメント」についての内容。
主に、ミドル脂臭(例えるならば、雑巾のような臭い、汗臭と加齢臭も足されて大変なやつ)についての話でもありますが、強いミドル脂臭は健康を損なっているということだけでなく、ニオイによって本人は自信がなくなり、周囲にも不快感を与えることから仕事上の影響もあるとの事。
詳しくは、ここを見るといいかなと思います。
が、正直そういう臭いだけではなく、タバコ臭やら口臭やら、そもそものオフィスやらの匂いというのも実は非常に重要で、それによってやる気がでたりげんなりしたりとなります。
実際、僕もそう思いますもん。くさいところには、居たくないですから。
でも、逆を言えば、いい匂いのところには、ずっと居たくなりますよね。
そこを利用して香りマーケティングを積極的にやったらどうでしょう?って思うわけです。
タクシー大手の日本交通さんは、通称「ファブタク」の運行を始めたり、乗務員が乗車前に2人1組で住めるチェックをやったりとしてました。タクシーって、たまにすごく臭い車両にあたることがあって、いやな気分になったりもしますからね。いい着眼点だなぁと思いました。
ちなみに、放送でもありましたが、どちらかといえば男性よりも女性の方が匂い・臭いに対して敏感な傾向があるとの事で、男性社会的な企業とかはちょっと気にしておいたほうがいいかもしれませんね。それに臭いについて、とくに個人的な臭いに関しては指摘しづらい部分もあるでしょうし。
正直、これっていうのは人事的なあれこれにも応用が利きますね。面接で候補者に逃げられないようにする香りマネジメントとか、人よい人材を流出させないでおくために何をするか~とか。そういう手法ですかね。あとは、営業のやる気を上げるための香りとか、アイディアが出やすくなる香りとか・・・。
もちろん、店舗ブランディングでも、あの香り=あの店と記憶させる事とか、例えば不特定多数の人が出入りする場所であるならば、香り、特に精油に含まれる成分を用いた空間除菌を行うとか・・・。
巷では新しい試みではあるのですが、
僕の場合は、こういうスメルマネジメントというか香りのマーケティングやメディカルアロマを活用したプロデュースを10年も前から取り組んでいる方と協業して、あれこれ対策を行う事もありまして、そういうのに興味あるんだけど的なお話あれば、いろいろとご対応できるかと。
プロデュースのご相談は、にいみまで。
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