よく社内でピッツアの話をするのですが、席の近い女子に「ピッツァって、何意識高いワード使ってんすか?」と軽く笑われたりすることもあるわけです。
でもね、そもそもピッツァとピザなんて、似て非なるものだと思っておりまして。(もちろん、大元は同じなんですけどね)
すごいざっくり言うと、
ピザ=アメリカ料理(イタリア移民がアメリカに持ち込んだ料理)
ピッツァ=イタリア料理
でしょうか。製法も違います。
ピザに関しては、ちょいと厚めの生地で、具材もたっぷりめで、熱源はなんでもよく、鉄板にのせて焼き上げるっていう感じ。
ピッツァに関しては、ローマとナポリでまた違うのですが、便宜的にナポリピッツァの話をしておきましょう。
手で伸ばした薄めの生地で、釜で直焼きしたもの。
特に「真のナポリピッツァ」というのがありまして、ルールも厳格でして。
その1 生地に使用する材料は、小麦粉、水、酵母、塩の4つのみ
その2 生地は手だけを使って延ばす
その3 窯の床面にて直焼きする
その4 窯の燃料は薪もしくは木くずとする
その5 仕上がりはふっくらとして「額縁」がある
その6 上にのせる材料にもこだわる
というのもあるくらい。
で、もっと違いを感じるのは、ピザの裏面。
いわゆるピザは、特に焼き目がガツンとついてるわけではないのですが、
ちゃんと釜焼きのナポリピッツァは、
裏にしっかり焼き目が入ってますね。
この焼け具合でまた味わいやらも変わってきます。
で、これらってのは、生地の配合具合や塩やらソースやらで同じものを作っているにもかかわらず、味わいが全然違うわけです。職人の差も結構多かったりします。
さて、今週日曜まで、汐留のイタリア街で、ナポリピッツァサミットが開催されていますので、そのうまさの違いを確かめてみるのもいいかもしれませんよ。
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