アフターコロナの時に備えて、人材採用の面で今からやっておくべき事

2020年度がスタートしました。弊社では規模を縮小しつつも、入社式が行われました。皆さんの会社は、いかがでしたでしょか。そして、本日も通常出社です。周囲の企業様だとリモートワークや出社禁止措置がさらに増えてきた感があります。

さて、新型コロナウイルスの影響で、各企業出社停止やリモートワークがどんどん増えてきています。それにまして、飲食業等、人の街場での動きがあってこそ成り立つ業種業態は軒並み窮地に立たされています。その一方で、職を求めて新たな業種へ職を変えている方々も多くいます。

僕個人の希望的観測としては、ウイルスは高温多湿に弱いという観点から、梅雨~梅雨明けには終息してくれるのではないかと思っています。そうすると、この4月から6月にかけて、また多くの人材が動く時期になった時に対策をしてなかったどうしよう!と、ならない為に、何をしておくべきなのか、僕なりの考えをまとめてみました。

【現状】

・特需になっている業界を除いて、大多数の業界は人材が動かない。窮地に追いやられている業界は、人材の放出をしなければならない。
・外出自粛を言われている為、街に人の気配があまりない。物理的に人が動かない。
・引きこもるがゆえ、ネット利用者が爆増。YouTubeもネットワーク混雑に対応する為、画質制限をかけている。
・コロナに影響を受けない業種業態は、逆に普段よりも応募数が激増。

【ここから起こりうる事】

・アフターコロナ後、放出した人材がそのまま戻ってくる保証はない。急な人材不足が起こる。
・求人広告の出稿量が激増。激増するが故に広告効果も落ちがちになる。
・今回のようなリスクのある業種業界に対する忌避感がしばらくの間強くなり、求人的な人気に影響が出る。→災害時でも強い業種業界への人気が加速。

【嫌でも現実こういう世界になる】

・企業と人々の生活の強制的なデジタルシフト化。
・Zoomとかのデジタルツールや新しい習慣や制度にみんな慣れていくので、対応の遅い&古臭い企業は、気にしてもらえなくなる&人材が流出する。

【なので、この4月~6月、特にやっておくべき事】

ものすごく地味で地道な作業になりますが、人材採用&採用マーケティングにブランディングをやっていく上では重要な項目になります。

一言で言えば、

「あなたにとっていいフィットするいい仕事だと思うし、いろいろ実現できそうなステージ(会社)だと思うので、時が来たら、ぜひコンタクトお願いします。そうでなくても、ファンでいてくれると嬉しいので、ゆるく繋がっていきましょう!」

これを体現する事です。
で、やる事としたら、この4点かと思います。

①ジョブディスクリプション(職務記述書)の見直しとリライト

これは後述する④にもつながる事ですが、募集要項ではなく、職務記述書をちゃんと書くという事を今一度、始めめてみてはいかがかと思います。
・この仕事であなたに求めている事と権限は何で、どう仕事を進めて何が得られるのか?
・具体的にどういうサポートがあるのか?
・採用条件は何?面接では何を聞くの?キャリアアップの為の条件は?
など、文章として書ききる。曖昧にしている事をゼロにして全部書き出す。書き出して1枚の職務記述書にするという作業をまずは行う。

LINEさんとかは参考になると思います。

それで記述を終えた後に、採用競合と比較して条件面や魅力や表現が適正なのか考えます。あぁこれはまずいなってなったら、給与レベルや福利厚生・制度など、細かなところに手を加えていきます。


②自社サイトでのコンテンツ提供

これに関しては、次に書く③にもつながっていきます。自社のお客様に対してというのではなく、求職者・アルムナイに対してのメッセージやPRの為のコンテンツをどれだけ作っていくか?という事が重要になります。コンテンツの作り方としてはWebサイトは1つ母艦として持っておいて欲しいです。SNSだけでもいいといえばいいですが、プレスリリースをする際だとか、Google検索してもうとかそういう時にはちょっと足りないのと、SNSってあくまでも借り物サービスなので、自社でちゃんと持つっていうのは、結構重要だったりします。(銀行さんの融資的な観点でも重要ですし、自社サイトをしっかり持っていて、その上でSNS等を運用した方が、結果応募効果も高まります。)

コンテンツとして、どんなものを?というのもありますが、本気の人むけ・ゆるい人向けで分けてもいいかなと個人的には考えてます。

本気の人向けは、仕事の取組みや事例、社内キーマンの心情や世の中にどう打って出ていくのか?等をしっかりドキュメントしていくコンテンツ。発信は自社サイト中心。

ゆるい人向けは、今の会社の様子やオフショットなど、この今を切り取ったさらりとしたコンテンツを出していく事。発信はSNS中心。

動画メディアに関しては、編集に応じてどちらででも使えるかなと思います。

③まだ見ぬ求職者、離れてしまった方々との「ゆるいつながり」を構築。

平たく言えば、作ったコンテンツをどうやって見せていくの?という話です。短期間で早く!だったら、Google広告やSNS広告を使って一気に告知していきます。が、結局興味を継続的に持ってもらわないと、集客・ファン化としては辛いので、例えば新卒採用であれば、LINE採用コネクトを早い段階から活用して、タレントプール的な活用をしていくとか。

※弊社、LINE採用コネクト公式パートナーです。ご相談もお気軽に。

facebook,twitter,instagram,TikTok等を活用し、定期的なポストを行っていく事。

気合入れてやっていこうという企業や、業界的にうちが旗振り役やで!とか考える企業に関しては、オウンドメディア立ち上げて、本気で自社メディア運営する方法もあります。

あとは、いますぐコネクトしたいとかそういう場合は、Zoomを使ったり、YouTubeLiveを活用したリアルタイムセミナー等を開催してもよいかと思います。これに関しては手法盛りだくさんあるので、企業の状況によって一番フィットして一番運用しやすい手法で継続的にやれるような施策をとっていくといいんではないかと考えます。

④現在働いている方も含め、社内制度を見直す。

①の続きのような話になります。ここまでは、これから迎える人達の話を多くしていきましたが、もう1つ考えなければいけないのは、今一緒に働いてる仲間が離れていくという事に対する対策が必要だと思います。よほど、社員みんな会社にコミットしてるから大丈夫!という企業だったらいいですが、そうじゃなきゃ、みなさんいろいろ考えますし、えいや!といつでも離れていくかと思います。じゃあつなぎとめる為には?というところで、社内制度の見直しやらそういうのを進めていくべきかと思います。

何も、すごい事やればいいという話でもなく、小さな事でもいいんです。例えば、オフィスの椅子が全員アーロンチェアになりましたとか、1アイディア500円支給制度だとか、全員に最新PCを装備させますとか、まぁいろいろと手はあるかと思います。そういうのを全部コンテンツ化させて出す。これ重要かなぁと思います。


これら①~④の事をまとめてやっていく。これは自社内にいなくても、ある程度はリモートでもできるんじゃないかなぁと思いますので、積極的にやっていく事で、アフターコロナ後、いろいろ捗るんじゃないかと思います。


キーになるツールや人は、

indeed
自社サイト(1P完結型のLPでもいい)
LINE採用コネクト
動画
YouTubeLiveやZoom
SNS
集客を加速させる広告への予算投下
これらを管理・プロデュースする人材
コンテンツ制作する人材


ここかと思います。

手前みそですが、弊社だと、これ、全部やれます。
(これ書いてる人間が、そもそも全部やってます)

ご相談などありましたら、お気軽にご連絡ください。


新美P@RICTEC by 飛竜企画

2002年4月に新卒入社。Web戦略・クリエイティブ・ブランディング・求人,PRに限らず様々な人材集客手法などに精通。当時から「求人広告の限界」を察知し、求人広告+自社 求人メディアの立ち上げ運用や、最新のSEOや検索状況に基づいた求人コンテンツ設計など様々な業界・規模の企業の採用設計・コンサルティング・プロデュースを行なっている。

求められ、評価していただける世界にどんどん行きます。

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