来週の木曜日、好評だった外国人採用セミナーの第2弾を開催します。
なので告知ブログを書きますっていうそういう体ではないのですが、ほんとに最近、外国人を採用するのってどうすればいい?とか、日本人だけを集めるにはどうすればいい?とか、若い人しか欲しくないけど、高齢者ばかりくるのをどうにかしたいとか、まぁいろんな相談が来ます。一言で言えば、もう表現から何から何までゾーニングしてくださいなっていうふうに話しますが、個人的には、
ちゃんと清潔で美味しくご飯たべられて、自分の頭でちゃんと考えて行動する人だったらまず大丈夫じゃないの?年齢なんて単なる数字よ。
って思ってます。高齢者採用とかの話はまたの機会にするとして、今日は外国人採用の話をします。
日本人が海外に行って仕事を探すのと同じで、外国人が来日して仕事を探すなんてのはもうこんなん日常茶飯事なので、別にどうって事はないのですが、例えば飲食店なんかは、業態によってはOKだし業態によってはもうまったくもってNGだよねっていう事があるわけです。
例えば、同じ飲食店でも、
・決まったメニュー&決まったコミュニケーションが殆どの業態
・当日限定の料理がある&受注をどんどんとっていくコミュニケ―ションが必要な業態
ここで全然採用要件が変わってきます。居酒屋や寿司屋でも外国人を採用しているケースが増えてきていますが、だいたいタブレット注文の店や、固定メニューをひたすら流す系が多く、居酒屋でも、ホール系はなかなか採用できないのも実情としてあるようです。
で、その日本語能力を測るためによく利用されているのが日本語能力試験JLPT
N5からN1までランク分けされていて、一般的にはN1,N2なら営業とかの仕事もバリバリ日本語でできるレベルで、N3ならまぁそこそこ。N4,N5に関しては、ゆっくりレベルならコミュニケーションがとれるレベルとざっくり認識してもいいのですが、実際のところ、同じNレベルでも、会話力だとかは人によってぜんぜん違います。
ちなみに、海外の受験者の状況はこちらにあるのですが、
N4レベルの受験者が非常に多くなってきています。N4ってレベル低いんじゃないの?とか思っている人も結構いるので、だいたいどのレベルかっていうのを実感で話すと、
「難しい慣用句とかを使わず、誰にでもわかる平易な言葉遣いかつ、ほんのりやさしいスピードで話せば、だいたいコミュニケーションできるよ」
っていうレベル。なので、このレベルでちゃんと業務が廻せるなら、N4取得者の人もどんどん採用していいと思います。
ですが、居酒屋でも、がんがん注文をとってきてもらう系のホールだとか、料理をだす数がめちゃくちゃ多い、戦場レベルの厨房とかの採用だと、テンポのよい会話力が重要になるので、まぁそれでもN3レベルもっていたら、どうにかなるんじゃないかな?とは思ってます。
ちなみに、今回セミナーの講師である弊社の李君(台湾人・N1所持者)にそれらの話を聞いてみたら、
日本で腰を据えて働こうと思ってる人たちだと、だいたいN3くらいから受けるよ。N4とか持ってても全然意味ないですから。
との事。個人的な意見ですが、割と国内で腰を据えている外国人だと、普通にN3レベル以上の会話力はもっていると思うので、あとは、どれだけ会話スキルがあるか、どれだけ勉強してくれるかによるかなと思います。
なので、求人広告を出して、外国人の応募が来た時は、まずとりあえず電話して会話力を見てからいろいろと判断してもらえばいいんじゃないかなと思います。
実際、N3レベルでも、超繁盛店の居酒屋でホールとキッチン両方やってる外国人の方もちらほらお見受けしますので、
まずは、決めつけないで、コミュニケーションをとってみるのが、いいんじゃないかと思います。
技術とか知識とかそういう話は、日本人だろうが外国人だろうが国籍なんかぜんぜん関係ないと思いますしね。むしろ日本人なんかよりぜんぜんスキル高い事だってありますしね。
もっとも、ビザの問題とかそういうのもあるので、はじめての方はそこがめんどくさいと思うかもですが、そのめんどくささを乗り越えると、あとは楽だと思います。
結論、現場的な外国人アルバイト採用に関してのジャッジのポイントとしては、
業務上、求職者の語学(リアルな喋りの方)が現場のスピード感になじめそうか否か
まずは、ここで判断してみたらいいんじゃないかと思います。
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