人材採用におけるコンテンツマーケティングも、「急がば回れ」の精神で行うもの。

急いで物事をなしとげようとするときは、危険を含む近道を行くよりも、安全確実な遠回りを行くほうがかえって得策だという諺「急がば回れ」

オウンドメディアリクルーティング=コンテンツマーケティングと同義であると僕は考えてますので、新卒・中途・APに限らず、この遠回りのコンテンツ発信は非常に大事な事柄かと思います。特に、採用難と言われている業界や、適当に施策を打ってもバンバン応募者は集まるが絶対的に獲得したい層がなかなか来ないという場合は、必ずコンテンツマーケティングに参画すべきかと思います。

たしかに、今週人が足りないから採用したいとか、欠員が出たから採用したいという時には、たっぷり求人広告やネット広告に費用を投じて露出を増やすという事が欠かせないのですが、効果出しには限界あります。出来る事は沢山あるのですが、正直、それも伸び悩んでいるのではと考えています。何故かと言えば、求職者にとって求人情報=自分事におきかえるのが難しいから。想像力を働かせる為の情報が少ないからに他なりません。

基本公式として僕が常に考えているのは、

人材採用におけるコンテンツマーケティング=いかに採用ターゲットに対して自分事に置き換えて想像してもらえるか

という事です。事例として凄いなと思うのは、7年前の資料です。


大谷選手との入団交渉時に提示した球団資料について


これには当時本当に痺れました。僕、ファイターズファンでもないのに。
当時、このファイルをダウンロードして読み込んでました。(現在は公開終了してるようです、データは大事に自分のファイルで保存してます。)
何がすごいかと言うと
「ファイターズのメリット」を語らず、あくまで夢の為にどうするかを考察したという所。やっている事はめちゃくちゃ遠回り。直球でああだこうだしていない所がすごい。ただ、これを読めば「自分はどうしていく事が夢に近づくのか」という自分事を想起できるわけで、そんなのを提示してもらったら、それはファイターズに入団するよなぁと思いました。もちろん細かなデータも具体的にたっぷり入ってました。

そして、またファイターズさんが物凄いコンテンツマーケティングを発信してきました。それがこちら。


doda掲載×Numberタイアップ広告+採用LP+採用動画という母集団形成とコンテンツマーケをしっかり合体させつつ応募者を速攻で集めるというパワープレイ。(たぶん掲載費用や製作費合わせると総額6~700万円くらいになるかなぁ。もっとか。)この設計も見事なのだけれども、一番すごいのは、中途採用なのでちゃんと「家族」に対してもフォーカスしているという事。新卒だと、いわゆる「オヤカク」親の反対で辞退したという話はよくある事ですが、中途採用だと対象者の家族も実は訴求していかなければならない所でして、そこを応募者任せにせず、会社がちゃんと家族に対してプレゼンしている所がすごいわけです。しかも難しくなくメリット感も伝え。7年前の大谷選手へのプレゼン資料のエッセンスが入りつつ、対家族に向けてのメリット感の打ち出しがすごい。

僕は速攻でダウンロードしてしまいました。これ作った人天才だなと。あと、こういう企画をやっていこうと決断した経営者や人事の方々偉いなと。

そして、そのポイントはやはり、

この会社ってすごいいい会社だよ、給与とか待遇とか・・・

ではなくて、あくまでも

私たちを素敵な未来へ導いてくれる

という観点でまとめられている事。

その素敵な未来への導きの為に
「何をやろうとしているのか」
「人生を賭けるに値する仕事なのか」
「将来性はあるのか」
「今の生活をがらりと変えてでもメリットがあるのか」
という構成で畳みかける。

さらには、

「ファイターズへの転職が目的ではない」と言い切る所がいい。

あくまでも、幸せになるための手段がこの転職だとしているところが大きなポイントだと思います。7年前の大谷選手へのプレゼン時にもこのポイントが使われていると僕は感じてます。ファイターズに入団する事が目的ではなく、あくまでメジャーリーグへ行く為の手段だというあのプレゼンと同じではないかと。


あくまで会社目線ではなく、転職を考えている人目線で情報を提供しているマインドが他ではなかなか見られないのがすごい。僕は、どちらかと言えば野球よりサッカーの方が好きですし、特に北海道へ移住とかあまり興味はない上に独身なのであれですが、転職したくなりました。内情はわかりませんが、このコンテンツだけ読み解いたら、これが本当のオウンドメディアリクルーティングであり、コンテンツマーケティングではないかと本気で感じられました。


indeedもjob seeker firstをメディア側として常に自問自答して世の中にサービスを提供しているという事なので、企業側も応募者ファーストで自問自答してコンテンツを提供し続けるという事が、欲しい人材を最短で手に入れる最善策であると僕は考えます。時間がかかるけど効果はしっかり出せる遠回り施策だからこそ、はじめるならもう今でしょって思います。一緒にやってみませんか?



採用コンテンツ廻りだけではなく、求人広告や普段の実務的・現実的なポイントも話する60分1本勝負セミナー、開催してます。こちらもぜひ。東京目黒でやってます。

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新美P@RICTEC by 飛竜企画

企画・運用だけでなく、Web/動画の制作・SEOやSNS戦略・ブランディング・モデルコーディネートまでこなすプロデューサー。飲食・サービス業界に関してはセールスプロモーションの実績もあり。趣味と実益を兼ねた活動も随時行っています。

求められ、評価していただける世界にどんどん行きます。

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