ジョブディスクリプション(職務記述書)は、川崎フロンターレのWebサイトを参考にすると捗る

indeedさんが盛んに、これやっていきましょう!と言っている
オウンドメディアリクルーティング。

早い話が、
・仕事内容を超詳細化してWeb上でアナウンスしようよ
・企業の特徴や方向性など、もっとちゃんと細かくアナウンスしようよ
・そういう事をちゃんとやって社内にも浸透したら、リファラルリクルーティングも捗るよ
・結果、採用ブランディングがすごくうまくいくようになるよ
という事です。


ですが、これって、できる会社とできない会社が真っ二つに別れます。

なぜならば、「社内に活動を浸透させる」事とか、「経営者がそもそもこのロジックを理解する」フェーズが出てくるので、人事だけで進めていく事ができにくいのが難点。


なので、実は、この「ジョブディスクリプション」から手をつけるのが、オウンドメディアリクルーティングを行うには一番手っ取り早いです。


どうして手っ取り早いかというと、

・職務記述書は所謂求人案件情報を超詳細化するだけでいいので、人事主導でやりやすい。
・1求人情報ごとのテキスト量が膨大になるので、いやでもGoogle検索やGoogleしごと検索にindeedインデックス時の検索対策になる。
・結果、自然検索での求職者応募効果が出やすくなる。
・自社採用コンテンツだった場合、サイト評価を高くする


というメリットが出てきます。
もっとも、テキストを書くのはものすごくめんどくさいですけどね。


さて、ここで、この職務記述書をどう書くかで、参考にしたいサイトがあります。

それが、

川崎フロンターレのWebサイト・選手スタッフ紹介ページ

何がすごいかというと、中村憲剛選手のページを見てみましょう。

基本情報はともかくとして、Q&Aの項目がやたらと多いのです。そして、単語の数もかなり多い。これが何を意味しているかというと、

フロンターレ×選手名×X
フロンターレ×X
選手名×X

と、検索させるためのワード組み合わせ数が桁違いに多くなるわけです。

そして、内容的にも、気になる人はどんどん読み進めて深い理解をしていく事になるので、
検索的にも閲覧者のメモリー的にもかなり効果的になるかと思います。


実際、一昔前と違い、確かによくある検索キーワードだとか組み合わせとかはあるのですが、本当にしたい事叶えたい事を検索する場合の組み合わせって、無数にあって、じゃあどうすればいいのか問題になってきてしまうわけです。特に求人なんて似たような文章ばっかり並びますから。

なので、求人情報自体のオリジナリティをちゃんと出す・効果を出す・ちゃんと採用するには、このジョブディスクリプションにものすごく力を入れる事が大事になってくるわけです。


じゃあ、自社の求人メディアで書くなら、どんな項目を書いていけばいいのか?僕なりの考えを書いていきます。


ジョブディスクリプション項目

ー最低限書くべき項目(差別化しにくい)ー

・雇用形態
・職種名

・給与
・勤務時間
・勤務地
・待遇、福利厚生
・休日休暇
・応募から採用までの流れ
・応募資格(必須の経験スキル、歓迎するスキルなど、最大限細かく)

ーここを書いたら最高(差別化ポイント)ー

・業務内容(ものすごく細かく)
・その業務内容を行う事によって何が為せるのか?
・この仕事における権限はどこまであるのか?

・先の展望(キャリアアップは見込めるか?具体的にどうなのか?)
・どんなスタッフが働いているのか?
・働く環境はどうなっているのか?
・評価制度(どうすればどう評価してもらえるのか?細かく。)


まぁこんなところでしょうか最低限は。

あとは、業界ごとにジョブディスクリプションの書き方って結構変わってくると思うので

いろいろと工夫していけるといいんじゃないかと考えています。


今日はこんなところで。



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2002年4月に新卒入社。Web戦略・クリエイティブ・ブランディング・求人,PRに限らず様々な人材集客手法などに精通。当時から「求人広告の限界」を察知し、求人広告+自社 求人メディアの立ち上げ運用や、最新のSEOや検索状況に基づいた求人コンテンツ設計など様々な業界・規模の企業の採用設計・コンサルティング・プロデュースを行なっている。

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