内定辞退率は6割超。じゃあ、何するの?

【確報版】「2017年10月1日時点内定状況」 就職プロセス調査(2018年卒)が10月26日に出て、さらに、abematimesでも再度取り上げられて、話題になっている「内定辞退率6割超」という話。

正直、新卒市場に限らず、アルバイトパート市場や場合によっては中途採用市場だって同じような感じじゃないのかなと思います。

もっとも、就職氷河期を新卒として体感していた僕としては、割ともやっとくる感じはしております・・・なんだよ、内定式のハシゴって。


とりあえず、まとめると、こんな感じ。

・新卒に関しては9月~10月くらいで内定辞退率が上がりきる。

・求職者は、内定というチョイスを幾つか持って、自分にとって一番よさげなカードをギリギリで切ってくる。

・入社しても、「なんか自分と合わないなぁ」と思ったら、迷わず第2新卒のカードを使って転職する。

・「自分と合う会社だなぁ」と思ったら、社畜になる気持ちは満々。

・内定後も、自分は社会でやっていけるかどうか、実はめっちゃ不安。

ってなわけです。

内定出しても、まぁ6割は居なくなるよっていう状況、どう打破するかが問題です。

大手安定志向は今もけっこうありますから、あれですが、大半は容赦なく事態される企業の方が多いです。


究極的な対策としては、「内定後、どれだけ内定者とコミュニケーションをとる機会を増やすか」ではないかなぁと思います。所謂、感情的に「他のチョイスを選ぶのには忍びないなぁ」っていう風にいかにするかがポイント。

でも、これを人事セクションの人間だけでやるっていうのは、なかなか厳しいものでして。結局この、内定者を感情的に確保していくのっていうのは、完全に人間力だけがなせる業で、「あぁ、この人と働きたいな」「この人がいるなら、4月の入社、楽しみだな」なんていうような感情をずっと持続させる為に、いろいろなイベントをどんどんこなしていかなければならないのではと思います。全社的に内定者へ愛を注ぎ込むレベルですね。

あとは、クチコミレベルで、ここいい会社だなぁっていうのが知れ渡っていればもう勝ったも同然なんですが、そうでない企業や悪い噂ばっかりたっちゃってる企業は、相当がんばらないといけないかもしれません。

それでも、辞退する人は辞退しますから。哀しいですが。


もっとも、就職氷河期世代の僕は、「この人がいるから」なんていう事、一切考えた事なかったですけどね。



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新美P@RICTEC by 飛竜企画

2002年4月に新卒入社。Web戦略・クリエイティブ・ブランディング・求人,PRに限らず様々な人材集客手法などに精通。当時から「求人広告の限界」を察知し、求人広告+自社 求人メディアの立ち上げ運用や、最新のSEOや検索状況に基づいた求人コンテンツ設計など様々な業界・規模の企業の採用設計・コンサルティング・プロデュースを行なっている。

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