いろいろな飲食店の人材採用やら、それこそ飲食店のよろずお困りごと対応をしている僕ですが、この取り組みは、ちょっとすごいぞと思った事があります。
リゴレット等を手掛けているHUGEさん。
NO MSGやZERO TRANCE FATなど進めている中、今月からは精製した塩や砂糖を一切使わないという事を実行しはじめたという。これって、すごい事だと思うのです。しかも全店。
MSGをやめるという事はどういう事かというと、誰でもある一定の味わいまで持っていける仕様をとりはらうという事。商品の均一化がものすごくむずかしくなるという事。ただし、めちゃくちゃ食材の味を引き出してめちゃくちゃ美味しくしていけるという事。
技術的な話をすると、調理系のスタッフの技量がめちゃくちゃ試されるという事。だれでもできる仕事ではなくなりますからね。
だれでもできる仕事じゃない!という事は、育てるのはちょっと大変。
ですが、一人一人が「俺じゃなきゃだめだろ!」っていう風に仕事に対するプライドもできますし、実際やってるところは少ないですから、ホールだって、プレゼンの仕方が変わりますよね。
そんな環境下なんですから、求人広告を書くときのネタだって、めちゃくちゃ増えますよ。
調理系だったら、
「本当に、自分の腕を試される」
「その塩の一振りで売上が決まる」
とかね。
塩の一振りで売上が変わるっていうのは、独立系のオーナーシェフで結構成功してる方々が言ってましたね。
ホール系だったら
「本当においしいって、どういう事か知ってる?」とか煽ってみたり。
弊社Webサイトの中でも、僕は今年のテーマとして、「真っ当」というものを挙げています。
料理の世界、外食の世界も実は「真っ当」というのがテーマになっていると思います。ちゃんとした飯をちゃんとたべようぜ提供しようぜという話。
だったら、その真っ当っていうのをそのまま求人の世界にも持っていったらどうなんだろうか?魅力的なコンテンツはたくさんある。もちろん、現場とかもいろいろと変わっていかなきゃならないと思うし、経営者達もあれこれ転換は必要だと思います。
でもね、こんなふうに、真っ当な飯を食べようぜ的な流れが出てきているからさ、なんだか僕は今年、本当にいろいろと動きそうな気がしてならないのです。
最近でた本で、イートグッドという著書がありますが、その中でも、やっぱり“良いを食べる”という事自体が、いい方向へ進めていくんではないかとも僕は考えています。
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