実質的にはステイ!でも、2020年も最低賃金上がります!10月からの最低賃金比較

さて、ここ数年、やれ28円アップだのなんだの、どんどんレベルで最低賃金が上がってまいりました。(税金というか消費税とかも上がってるし物価も上がってるので、凄い感はないですが)そして、今回の新型コロナの影響で一部を除いて経済にかなり影響が出たので最低賃金を上げる事はないだろうなという予測もありましたが、

あがります。

今年も最低賃金、上がります。

今日の自民党総裁選でも菅候補が「地方活性化の為にも、最低賃金の全国的な引き上げを行いたい」と話していました。

なので、おそらくこれからさらに景気悪化するかと思いますが、最低賃金は上げてくるかと思います。ただ、これも全国一律に上げるわけでもなさそうかなと思ったのが、今回の答申。毎年まとめているので、今回はこういう表にしてみてます。

なんと、改正なしが7都道府県でているのです。それが、

・北海道
・東京都
・静岡県
・京都府
・大阪府
・広島県
・山口県

です。

とはいえ、最大で上がってる県も3円程度なので、事実上の「据え置き」という感じでしょうか。背景としては、落ちにおちまくった有効求人倍率も背景にあるかと思います。
ここで、僕が普段出しているまとめをもう1つ出します。

5年比較ができるようにまとめておいた、今年7月の有効求人倍率です。1年前とは比べ物にならないくらい悪化しています。職種別にみても、


相当悪化してます。特にびっくりしたのは、これまで常に高倍率だった飲食関連の仕事が1倍台に大幅減しています。そりゃそうですよね。レストラン系軒並み店を畳むだとかコンパクトに営業するとかなんとかいう動きをしてますしね。現場系の仕事や介護とかは影響あんまりなさそうですね。

実際、採用も一時期よりは戻ってきましたが、我々が受けるオーダーの多くが「厳選採用」です。沢山人数を確保する業種もあるのですが、だいたいは、ハイパフォーマーが採用できればいいという案件です。

少子化もあるので、新卒採用はそれほど影響はないかなとか思っていましたが、採用の全ジャンル「厳選採用」志向になってくると、失業率はこれから高くなるんじゃないかとみています。こういう背景があるので、今回は最低賃金を増額せずステイの状態にして、雇用状況をなるべく悪化させない方向にもっていきたいがための、今回の施策ではないかなとみています。


話題は変わりますが、最近、こちらのサイトでも記事を書いています。

どうぞよろしくお願いします。



新美P@RICTEC by 飛竜企画

2002年4月に新卒入社。Web戦略・クリエイティブ・ブランディング・求人,PRに限らず様々な人材集客手法などに精通。当時から「求人広告の限界」を察知し、求人広告+自社 求人メディアの立ち上げ運用や、最新のSEOや検索状況に基づいた求人コンテンツ設計など様々な業界・規模の企業の採用設計・コンサルティング・プロデュースを行なっている。

求められ、評価していただける世界にどんどん行きます。

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